エーモンのLED発炎筒は車検対応!従来の発炎筒の代わりになるのか?

ずっと気になっていた、エーモン工業株式会の非常信号灯です。
ヘッドライトやテールランプが、「HID」や「LED」が主流になった近年の車に
従来の発炎筒はレトロすぎて、似合わないなって思っていたのです。

なかなか買う機会がなかったのですが、娘の車の発炎筒が
有効期限切れになっていました。このままでは車検には通りません。
来年の2月に車検なので、この機会に買ってみました。

発炎筒は保安部品です

道路運送車両の保安基準第43条の2において、日本工業規格(JIS)D 5711
「自動車用緊急保安炎筒」の規格又はこれと同等度以上の規格の性能を有しない。

発炎筒は、保安基準に適合しないものとし、交換対象になっています。
具体的には有効期限が過ぎてしまった発炎筒がこれに該当します。

また、「損傷し、又は湿気を吸収したため、性能の著しい低下した発炎筒」も
保安基準に適合しない物と規定されており、性能を著しく低下した発炎筒は、
有効期限以内でも交換が必要な場合があるのです。


有効期限が切れていた発炎筒はこれです。
有効期限が2015年11月なので、前の車検でも有効期限が切れていますね?
この辺を「ちゃんと見てくれる業者」と「見てくれない業者」で丁寧さが違いますね。
と言うか安心感が全然違います。ちゃんと点検してるのでしょうか?

コレでは車検はパス出来ません。

発炎筒の使用期限は?

発炎筒には使用期限があって、製造日から4年と定められています。
JIS(日本工業規格)によって定められているのです。

発炎筒を使う機会はあまり無いと思いますが、使う時に点火しなかったら
役に立ちません。
通常はあまり使う事が無い発炎筒ですが、緊急時には無くてはならない
重要なアイテムなのです。

発炎筒はどんな時に使うの?

発炎筒とは「自動車用緊急保安炎筒」と言う物で、JIS(日本工業規格)により
その性能が厳しく決められています。
発炎筒は国産車・外国車問わず、全ての自動車に搭載されていて、往来の
激しい公道で、事故や故障などのトラブルが起きたときに、わかりやすく
まわりのドライバーなどに事故や故障を伝える非常信号灯として使用します。

日中で600m以上、夜間は2km以上離れた所からでも、目視で確認出来るような
炎を発する事が出来ます。

更に危険な高速道路やバイパスでは、すこし手前に置きに行く事すら危険なので
着火して投げつける事も可能なのです。
作りがシンプルなので、衝撃にも強い作りになっているのです。

とにかく後続車に「この先に故障車や事故車があって、危険なので速度を落として
不慮な事故を防いで下さい」って警告するのが発炎筒の役目なのです。

LED発炎筒で発炎筒の代わりができるのか?


真っ暗な夜間の道路なら、存在感がある明かりを発生する事ができます。
日中や明るい場所では、あまり光っている事がわかりません。
存在感も無いに等しいのです。この辺は改善の余地ありです。
ちなみに暗い所では、この様な明るさです。



また、高速道路で車両が故障した場合、遠くに投げつけて本体が故障せずに
使用出来るのでしょうか?
投げた事が無いので、耐久性はわかりませんが、このような過酷な状況でも役に立つのは
従来の発炎筒だと思います。まだまだ代替えは厳しいと思います。
(ここは大事な所です)
▲パッケージの展開図です。

電源の乾電池は車内の高温に耐える事ができるのか?

LED発炎筒の電力は乾電池なのですが、夏場の車内温度は平均で47℃まで上昇します。
乾電池の使用周囲温度は5℃から45℃とされています。
室内温度が45℃を超えると乾電池が液漏れするおそれがあるので、危険です。
このあたりも不安要素の一部です。

パケージの使用方法には、「付属の乾電池は点灯テスト用です。必ず
単4アルカリ乾電池2本を別途ご購入下さい」と書いてありますので別途
アルカリ乾電池をお買い求めください。
▲PanasonicのEVOLTA NEOで液漏れ防止対策が出来るのか?

メリットもあるLED発炎筒

▼従来の発炎筒をエブリイワゴン(ABA-DA17W)に搭載したのがこちら
▼LED発炎筒をエブリイワゴン(ABA-DA17W)に搭載したのがこちら
従来の発炎筒は1回使ったら使用済みですが、LED発炎筒は電池とLEDが切れなければ
半永久に使用できます。そこだけは、かなりのメリットですね。

家族間で車検時はLED発炎筒で通検して、通常の用途を従来の発炎筒を使うって感じで
使用する事も出来ます。但しこの用途でLED発炎筒を使う場合は
従来の発炎筒の使用期限をきっちりと車の所有者が管理して
「事故や故障が起きた」時にちゃんと対処出来る事が最低条件です。

車検をパスする為だけの発炎筒ではないのです。

「結論」LED発炎筒は、まだ開発が必要だと思います

今回、爺キンもLED発炎筒を2個買いましたが、従来の発炎筒の代替えには
まだ早いって思う所があります。
いざ故障や事故が発生した時には、LED発炎筒では全ての危険を回避する事は
出来ないと判断するに至りました。特に娘の車なのでね・・・

ですので、今回の車検は通常の発炎筒を1本購入しました。
色んな所でお世話になっているエーモン工業㈱の商品なのですが、今回の発炎筒では
従来の発炎筒の方が優れていると判断しました。
エーモン工業㈱様、投げても壊れない、日中でも存在感があるLED発炎筒の
開発を期待しております。

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