アイドリングストップを常時キャンセル(カット)【スズキ車】キャンセラーを使わずDIY

信号待ちなどで一時停車した時に、自動的にエンジンがストップするアイドリングストップ機能、燃費の向上や環境への配慮からほとんどの新車に搭載されています。

もちろんメリットがある機能なのですが、デメリットの方がメリットを上回ってしまったので常時キャンセルする事にしました。

アイドリングストップのメリット

燃費の節約・排出ガスの削減

一時停車中にエンジンをストップする機能なのですから
燃料はもちろん供給されないので、燃費の節約になります。

環境省によると普通乗用車の10分間のアイドリング時の
燃料消費量は0.14リットルで
毎日1時間アイドリングストップをした場合なら
年間で約310リットル、3万円から4万円の
燃料代が節約できる計算だそうです。

アイドリングストップ中は排気ガスが出ないので
地球温暖化対策にもなっていますね。

アイドリングストップのデメリット

バッテリーの負担

アイドリングストップ中の車両は
エンジンは停止していますが
オーディオやエアコン(送風のみ)は
作動しているので電力は消耗しています。

エンジン停止中はオルタネーター(発電機)も
発電を停止しているので、この時の電力は
バッテリーがすべて請け負っているのです。

アイドリングストップ装備車には
アイドリングストップ車用の
カーバッテリーが装備されていますが
一般のバッテリーよりも
価格が1.5から2倍ほど高価なものになります。

標準車(充電制御車)用バッテリー
アイドリングストップ車用バッテリー

エアコンが送風になり暑い

アイドリングストップ中は
コンプレッサーも停止するので
ガスが循環されずエアコンが扇風機になります。

ワゴンRスティングレイMH44Sには
「エコクール」と言う機能が付いていて
「パラフィン」を畜冷材としてエアコンの
エバポレーター(蒸発装置)のチューブ間に
挟むことで、60秒間はエンジンの再始動なしに
冷たい冷気送れるようになっています・・・が

夏場の渋滞ではアッと言う間に温風に
変わってしまいます。

冬は冬で寒い!

部品の劣化が気になる

アイドリングストップを繰り返す事で
バッテリー以外にも
セルモーターやオルタネーター(suzuki車)
ベルト等への負担が気になります。

燃費向上とメンテナンス費用・・・
どっちがお得なのか疑問です。

発進がワンテンポ遅れる

信号が赤から青に変わっても
エンジンを始動してから発進するので
ワンテンポ遅れてしまいます。

必要ない場所でもアイドリングストップ

駐車場への車庫入れや
ガソリンスタンドでの給油時でも
アイドリングストップが作動します。

ギアをパーキングに入れたら
エンジンが作動するのですが
必要がないアイドリングストップに
イラっとします。

アイドリングストップOFFボタン

アイドリングストップ車には
アイドリングストップOFFボタンが付いていて
任意で機能を停止する事ができるのですが
エンジンを掛けた時は必ず
アイドリングストップON状態からです。

アイドリングストップOFFボタンを
毎回押さないと解除できません。
(ずっとOFFボタンが欲しい)

家から買い物に行く時に、車のエンジンを掛けてアイドリングストップOFFボタンを押して出発してスーパーで買い物して、次はドラッグストアーに行くのでエンジンを掛けて又アイドリングストップOFFボタン!コンビニに寄ったらOFFボタン!お迎えに行ってもOFFボタン・・・面倒くさいのです

アイドリングストップキャンセラー

アイドリングストップ機能をキャンセルする
社外品のパーツは何度か購入しようかなと
悩んでいたのですが
1つ納得できないところがあったのです。

コレです。
メーター内に、常にオレンジ色の
アイドリングストップOFFランプが付くのです。

アイストキャンセラーを購入する事で
アイドリングストップ自体を無かった事に
してくれるキャンセラーなら良いのですが
エンジンが掛かった時から
OFFの状態で始動されます。

このオレンジの警告灯が気になって嫌なのです。

キャンセラーを使わず無料でDIY

ほぼ0円で出来るアイドリングストップ機能を
キャンセルする方法を教えてもらったので
早速やってみました。
この作業をされる方は自己責任でお願いします

使用した部品はクリップ1個と絶縁テープのみです。
(スズキ車の場合です)

アイドリングストップ機能が正常に機能する条件の中に
「ボンネットが閉まっている」って条件があるそうで
ボンネットが閉まっているか、開いているかは
画像の青いスイッチが判断しているそうです。

バネの右側にある青いパーツがスイッチです。
この黒い樹脂パーツを外すと
スイッチのカプラーが出てきます。
カプラーを抜きました
左側の3芯端子がボンネット開閉を送る側
右側はスイッチへ
カットしたクリップを3芯端子の
外側と外側に挿し込んで短絡させました。
(ボンネットが開いた状態の信号が流れる信号)
右側の端子をビニールテープで絶縁して
黒い樹脂パーツで元の場所にぶら下げました。
左側の端子もビニールテープで絶縁して
結束バンドで止めて完成です。

ボンネットを閉めてエンジンを始動すると
緑色のアイドリングストップランプも
オレンジ色のアイドリングストップOFFランプも
点灯していません。

まとめ(不具合の報告)

我が家のワゴンRスティングレイ(MH44S)で
3週間ほど走行してみましたが(高速道路あり)
今のところ問題無さそうなのですが
友人のスペーシア(DAA-MK53S)では
走行中にオレンジ色の警告灯が
(△!マーク・自動ブレーキ・横滑り防止・はみ出し)
点灯する時があるそうです。

今後、なにか不具合が有れば
この記事にて追加していく予定ですが
作業される方は自己責任でお願いします。

2 件のコメント :

  1. こんにちは、古い車で恐縮ですがスズキのMRワゴン(MF33S)で
    ボンネットセンサーに細工をしました。(ボンネットオープンの
    短絡処理)

    確かにアイドリングストップはしなくなりましたが、冬場に空調が
    オート動作をしなくなりました。
    30℃設定でもファン回転が1メモリしか上がらなく、風が弱くて
    全然暖かくなりませんでした。もちろん、かなり走って水温も
    上がった状態でも風量はアップしません。
    手動で風量上げスイッチを操作すると風量上がります。

    センサーの短絡を外して純正状態に戻すと、オート状態でファンの
    回転が上がり、風量がアップして暖かくなりました。

    どうもボンネットが空いていると、エアコンのオート制御を
    しなくなるようです。

    ご報告まで。

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    1. コメントありがとうございます。
      MRワゴン(MF33S)ではボンネットが空いていると
      エアコンのオート制御をしなくなるんですね?

      ボンネットオープンの短絡処理でアイドリングストップを
      キャンセル出来る車種は、かなり限定されそうですね。

      ありがとうございました。

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