走る・止まる・曲がるの、すべての部分で
タイヤが仕事をしているからです。
タイヤの交換時期・寿命はいつ?
自動車のタイヤ交換時期・寿命は、安全に走行できなくなった時です。タイヤの溝が減って無くなってくると
滑りやすくなります。(スリップしやすくなる)
ひび割れや亀裂が入ったタイヤで、走行していると破裂(バースト)する
危険性もあります。
※サイドウォール(タイヤの側面)にキズや膨らみなどが
ある場合は、その時点で寿命です。
縁石などに、乗り上げて
サイドウォールに深いキズや膨らみが出来てしまったら
直ちに、タイヤ交換をして下さい。
タイヤワックスについて
タイヤのひび割れは、年数劣化によるものと
タイヤワックス(油性)が原因の場合があります。
水性のタイヤワックスはひび割れの原因にならないと言われています。
タイヤの中には、劣化防止剤(油性)が配合されていて、油性物質を
塗布すると、反応して劣化防止剤がタイヤの外に出てきてしまって
無くなってしまう事により、ゴムの劣化を早めてしまうのです。
本来、タイヤがたわむ事により、少しずつ表面に出てくる
劣化防止剤がいっぺんに出てしまうと言うわけです。
油性のタイヤワックスがひび割れの原因とされていましたが
油性のタイヤワックスがひび割れの原因とされていましたが
最近のタイヤワックス(油性)でも、タイヤを劣化させない物も出てきています
油性タイプのタイヤワックスですが、特殊合成ゴム(MRCR)配合の
タイヤ保護・つや出し剤でして
微細なひび割れや・荒れた表面をMRCR皮膜によって
隠蔽する(微細なひび割れを治す?)優れた油性タイヤワックスです。
大好きな和光ケミカルの商品なので、もちろん持っていますし、使っていますが、何よりもタイヤが大好きなので、基本的には水洗いで済ませています。タイヤが艶々すぎるのも、あまり好きではないのです
溝の減りをチェックする方法
どのタイヤにもスリップサインとよばれる
溝の減りを判断する部分があります。
スリップサインを探す方法は、タイヤのサイドウォール(側面)を
みて△を探します。
▲画像中央にある三角のマーク(△)のほぼ延長上にスリップサインがあります
▲溝の中に少し盛り上がった部分がスリップサインです
新品の状態では、溝の中にありますが
タイヤが減ってきて、スリップサインとタイヤの溝が
ツラツラになってしまったら交換です。
溝の残量1.6mm程しか無いと言うサインなのです。
ちなみに新品タイヤの溝は約8mmです。
※法律上は1.6mm未満のタイヤで走行すると
道路運送車両法での違反になってしまいます。
▲スリップサインが完全に出て消耗したタイヤです
車検も通りませんし、交換時期です。
これ以上使用すると、下地のワイヤーが出てきます。
※すでに道路運送車両法違反です。
スタッドレスタイヤのスリップサインとプラットホーム
スタッドレスタイヤにもスリップサインはあります。
▲夏タイヤと同じ三角マーク(△)が側面にあります
▲夏タイヤ同様ですが、ツラツラになれば
車検も通りませんし、道路運送車両法違反です。
スタッドレスタイヤにはプラットホームと言うものがあります
スタッドレスタイヤの側面にはプラットホームを
示す矢印(⇧)があります。
▲矢印(⇧)がありますね。スリップサインと同じで
この矢印(⇧)のほぼ延長上に、プラットホームと言う
スタッドレスタイヤとしての寿命を示す
盛り上がった部分があります。
▲画像の中央付近にある、盛り上がって4本線が入っているのが
プラットホームです。プラットホームもツラツラになると
スタッドレスタイヤとしては、役割をはたして寿命となります。
ただし、スタッドレスタイヤの寿命であって
夏タイヤとしては、もう少し使うことができます。
(タイヤのゴムが柔らかいのでおすすめは出来ませんが)
プラットホームがツラツラになっても車検は通りますし
道路運搬車両法違反には、なりません。
スタッドレスタイヤとしての役割が終わっただけです。
溝の減ったタイヤについては、この様な感じで
交換基準にしていただいたら、いいと思いますが
タイヤはゴムで出来ているので
年数が経つとともに、劣化して固くなってきます。
タイヤの消費期限
タイヤにも消費期限があります。
最近の乗用車用、夏タイヤでは
使用状況にもよりますが
製造から5年をめどに、タイヤの点検をし
亀裂や損傷、ひび割れなどの劣化が見られれば
溝の残量にかかわらず交換する事が望ましいとされています。
トラックやキャンピングカーなどは3~4年です。
スタッドレスタイヤはもともと柔らかいゴムを
使用しているので、3年が目安です。
最近のスタッドレスタイヤは
技術の向上により4年になってきています。
タイヤの製造年月を調べる方法
タイヤのサイドウォールに製造年月が表示してあります。
▲X4015と表示されていますね。
40の部分が1月から何週目
15の部分が西暦の下2桁です。
2015年の40週目に製造されたタイヤと言う事です。
40週目は10月頃と言うことです。
この表示を目安に溝が残っていても
劣化が見られると、交換した方がいいと言うことです。
タイヤを長持ちさせる方法
溝の減りは、定期的なローテーションで解消します。
前輪と後輪では減り具合が違うので
前輪と後輪を5000kmを目安に交換すると
前後の減りが均等になります。
ただし、ローテーションにも工賃が発生するので
ご自分でローテーションをするか
ご自分でローテーションをするか
夏タイヤと冬タイヤを入れ替える時に
前後を入れ替えた方が経済的です。
タイヤの洗浄や保管方法について書いた記事です。
空気圧を定期的に点検・補充することでも
タイヤの減りや寿命が大きくかわります。
タイヤの空気圧管理について書いた記事です。
とにかくタイヤは大事なパーツなので
しっかり点検・交換を実施しましょう。
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